色だけで選んで棚にしまったままになった一本

アップルウォッチの本体を手に入れてから、最初のバンド交換で遠回りをした人の話がある。
本体を購入してからしばらく経っていたものの、バンドは最初から付属していたものをそのまま使い続けていた。
ある日、見た目の色が好みだったという理由だけで一本を注文した。
届いた箱を開けて装着してみると、留め具がうまく噛み合わず、何度か外れてしまう。
よく見るとサイズ表に自分のケースサイズの記載がなく、似たような見た目の別サイズを選んでしまっていたことに気づいた。
結局そのバンドは数回使った後、引き出しにしまわれたままになっている。

失敗の原因を振り返る

振り返ってみると、原因は一つではなかった。
まず本体のケースサイズを事前に確認していなかったこと。
設定アプリやケース側面の刻印を見れば分かることだったが、色やデザインへの興奮が先に立ってしまい、確認を後回しにしていた。
もう一つは、普段の生活シーンを考えずに選んでしまったこと。
デスクワーク中心の生活で、金属パーツが当たる感覚が気になるタイプだったにもかかわらず、見た目の高級感だけで金属系のバンドを選んでしまっていた。

後になって気づいたのは、販売ページのサイズ表記がない商品の扱い方を知らなかったことだった。
表記自体を設けていない商品は、留め具の調整範囲を説明文で確認し、極端に手首が細い、または太いという自覚がある場合は表記のある商品を優先するという判断基準を持っておく必要がある。
この基準を知らずに、表記のない商品を見た目だけで選んでしまったことも、遠回りの一因だったと言える。

同じ遠回りをしないための2つの確認

確認1:ケースサイズを先に確認する

設定アプリの「一般」から本体情報を見るか、ケース側面の刻印を確認すれば、ケースサイズはすぐに分かる。
箱や購入時の控えが残っていれば、そこにも記載があることが多い。
このサイズが分かれば、販売ページのサイズ表に対応の記載がある商品だけを候補に残せる。

確認2:生活シーンを思い出してから素材を選ぶ

デスクワークが多いのか、外での作業が多いのか、水に触れる機会があるのかによって、向いている素材は変わる。
キーボードに金属パーツが当たる感覚が気になるタイプなら、やわらかい質感のレザーやシリコンの方が長く使いやすい。
色やデザインを決めるのは、この2つを確認した後でも遅くはない。
実際の生活動作を思い出してみると、素材選びの基準が自然と見えてくることがある。

遠回りを踏まえて選んだ6本

アップルウォッチバンド シリコン製アップルウォッチスポーツバンド

¥5,680

シリコン製のスポーツバンドで、46mm表記も含め幅広いサイズに対応する。
価格も手頃で、交換作業そのものに慣れる練習用としても使いやすい。

アップルウォッチバンド 高級感漂うチタン製三連メタルバンド

¥2,120

チタン製の三連メタルバンドで、40mmから45mmまでの記載がある。
軽量ながら見た目に高級感があり、少し特別感を出したい一本目にも向く。

アップルウォッチバンド FXi 高級ネイビーレザー

¥5,020

ネイビーカラーのレザーバンドで、40mmから45mm、49mmまでの記載がある。
濃い色合いのため汚れが目立ちにくく、初めての一本として扱いやすい。

アップルウォッチバンド エレガントレザー

¥5,420

エレガントな雰囲気のレザーバンドで、サイズ表記はないが落ち着いた色合いで普段使いしやすい。
派手さを抑えた色から試すと長く使いやすい。

アップルウォッチバンド エレガントレザーウォッチバンド

¥6,480

エレガントな印象のレザーバンドで、質感の良さを重視したい人に向く。
手に取ったときの柔らかさがあり、初めてレザー系を試す人にも扱いやすい。

アップルウォッチバンド ソフトクロコレザー

¥4,020

クロコ型押しのソフトレザーバンドで、柔らかい素材感で着け心地を重視する人に合う。
型押しの模様が上品な印象を添え、カジュアルになりすぎない。

失敗した一本の使い道

引き出しにしまわれたバンドは、その後まったく無駄になったわけではなかった。
取り付け部分のレバーを押しながらスライドさせる動作に慣れる練習用として使うことで、本番の交換作業への不安が減ったという。
使わなくなった古いバンドがあるなら、無理に処分せず、交換作業の練習に回すという使い方もできる。
表記のない商品は結局どう判断すればいいのかという疑問が後から出てくることもあるが、その場合は販売元に直接問い合わせるか、同じ素材・同じ留め具タイプで表記のある別の商品を参考にサイズ感を推測する方法がある。

次の一本を選ぶときに意識したいこと

一本目の失敗を踏まえて選んだ6本は、いずれもサイズ表記か素材の柔らかさがはっきりしている商品を中心にしている。
二本目を選ぶときは、一本目で感じた不満点を解消する方向で探すと、より満足度の高い選び方ができる。
一本目で多少の失敗があっても、バンドは本体と違って比較的手頃な価格で交換できるアイテムだ。
むしろ一本目の不満がはっきりしているほど、二本目では自分の好みがどこにあるのかが見えやすくなるという利点もある。
完璧な一本を最初から選ぶことよりも、ケースサイズと生活シーンという2つの確認を先に済ませておき、使いながら次の候補を考えていくという進め方のほうが、結果的に遠回りを減らしてくれる。